今回は弊社がご支援した企業様の事例で、設立3年目の成長中のベンチャー企業様の**「本格的な採用活動の立ち上げから実務までまるっと代行した」**プロジェクトの導入事例を紹介いたします。
1. 抱えていた課題:事業成長に「採用力」が追いつかない焦燥感
設立3年目。プロダクトが市場に受け入れられ、事業が急加速する一方で、避けて通れない壁が「採用」、「組織化」でした。今回ご相談いただいたベンチャーの映像制作会社のクライアント様も、まさにその渦中にありました。
当時は、採用に関する社内リソースが皆無の状態。以下のような多くの成長企業が直面する「負のスパイラル」に陥っていました。
- 「何が正解か」の判断基準がない: 多星の如くある求人媒体やエージェント。どこに、いくら投資すれば、自社に合う人材に出会えるのか、比較検討する時間すら取れない。
- 代表の業務集中: スカウト文面の作成から候補者との日程調整、そして1次面接まで。代表の本来のミッションである「経営」の時間が、採用実務によって削られていた。
- 自社の魅力が言語化できていない: 「いい会社」である自負はあるものの、それを求職者に刺さる言葉やビジュアルで発信する方法が分からず、待ちの姿勢になっていた。
2. ソリューション:戦略から実行まで「1人目人事」として参画
私たちは、単なる「代行業者」ではなく、内部事情を深く理解する**「1人目人事」**という立場で参画。場当たり的な手法を排除し、中長期的に「資産」となる採用基盤をゼロから設計しました。

① ターゲット定義と「勝てる戦場」の選定
まずは「どんな人が欲しいか」という抽象的なイメージを言語化し、ペルソナ(理想の人物像)を設定しました。その上で、莫大な広告費をかけて競合他社と競い合うナビサイトではなく、自社の社風や代表の想いをダイレクトに届けられる「SNS活用」を主軸に据える戦略を提案。
② 「何から始めればいいか」を解消する伴走体制
SNS採用といっても、動画一本、投稿一つで成果が出るわけではありません。以下のフローを構築しました。
- 企画・構成の全代行: ターゲットに刺さる動画の企画から台本作成までを網羅。
- 代表の工数を最小化: 代表にお願いしたのは、私たちが用意した「撮影スポット」に立ち、企画に沿ってお話しいただくことだけ。撮影・編集・投稿管理・分析のすべてを弊社側で巻き取りました。
③ 候補者を逃さない「選考フロー」の最適化
母集団形成(集客)だけでなく、その後の「体験」にもこだわりました。
- レスポンスの高速化: 候補者からのDMや応募に対し、HAFの担当者がリアルタイムで対応。
- 1次面接の代行: スキルセットだけでなく、カルチャーフィットを見極める1次面接を代行。代表が最終面接で会うのは、既に自社のファンになっており、かつ基準をクリアした候補者のみという状態を作りました。
- HPのブラッシュアップ: SNSで採用するにしても必ず訪れるのがHP。ここのブラッシュアップは必須と考え、デザイナーを手配した上でディレクション対応いたしました。
3. 導入後の成果:1年で構築された「自社集客」という武器
約1年間の伴走を経て、採用活動の景色は一変しました。
- コンスタントな母集団形成: 広告費に依存せずとも、SNS経由で定期的にエントリーが届く仕組みが完成。
- カルチャーマッチした人材の獲得: 普段の投稿を通じて会社の「リアル」を知った上で応募が来るため、入社後のミスマッチがない複数名の精鋭を採用。
- 採用コストの劇的な改善: エージェントへの紹介料などの流動費を抑え、自社でコントロールできる採用ルートを確立。
- 経営リソースの回復: 代表は「最終判断」と「動画出演」という、代表にしかできない業務にのみ注力できるようになり、事業の成長スピードがさらに加速しました。
**1年間で自社SNS経由で40名の応募、HPからの応募も毎月複数件獲得することができ、採用媒体費用に依存しない形を作ることができました。**エージェントも並行して利用しましたが、今は自社の集客のみで母集団形成ができております。
4.採用は「仕組み」で変わる
今回の事例で最も大きな収穫は、採用が「運」や「場当たり的な作業」ではなく、「再現性のある仕組み」になったことです。
「採用の仕方がわからない」「代表が実務でパンクしている」という状態は、裏を返せば、正しい設計さえ導入すれば一気に組織が強くなるチャンスでもあります。
弊社は、貴社のメンバーとして、隣で汗をかきながら「勝てる採用チーム」を共に作り上げます。